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2018.08.30

校正のトピックスNo.431
【標準器の日常管理:校正作業前後の精度維持確認の方法をご紹介します】

校正作業の前後に標準器の検査を行います。

  • 当社では、標準器がきちんと使用できる状態かを確認するために、校正作業の前後に標準器の検査を行っています。
  • お客様が所有している測定器も、使用前後に日常点検として検査をされていると思いますが、「実際にはどのような検査項目を実施したらよいか?」という質問を受けることがあります。
  • 今回のメルマガでは、当社では校正作業の前後にどのような検査をしているか、項目をいくつか例を挙げてご紹介します。

標準器の機能に合った検査を行います。

    • 基本的には、実際の指示値が精度範囲内であることを確認するのが最も確実な検査方法です。例えば、電子天秤であれば分銅を載せて指示値がきちんと精度範囲内にあるか、温度計であれば基準となる温度計と比較して正常な値を表示しているか確認します。
    • もし、基準となる測定器が準備できない場合は、外観目視検査で校正結果に影響するような問題がないかを確認します。例えば、ブロックゲージや膜厚標準片などは測定面にキズや損傷がないか確認、直尺や巻尺など目盛線が消えていないか確認します。
    • その他、その機器特有の必要と思われる項目を確認しています。例えば、熱電対や測温抵抗体などの温度センサであれば絶縁検査、硬さ標準片であれば使用限界回数に達していないかを確認しています。

お客様の日常点検の参考にしてください。

  • 外観目視検査をする場合でも様々な方法がありますので、お客様が測定器の日常点検を行う際に参考にして頂ければと思います。
  • 次回のメルマガでは、簡易検査によって標準器が正常であることを常に確認はしていますが、もし不具合が発見されたとき、当社ではどのような対処を行うかをお伝えします。

上記内容についてのお問い合わせ(Mail・TEL)/資料請求