校正のトピックスNo.466【電流:SI基本単位の定義改定で何が変わるの?】 | NKS|計測器・測定器の校正業務

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2019.06.20

校正のトピックスNo.466
【電流:SI基本単位の定義改定で何が変わるの?】

7つのSI基本単位のうち4つの定義が変わりました。

  • 今回のメルマガでは、その中のひとつ電流の基本単位がどのように再定義されたかをお伝えします。

シンプルな表現に生まれかわりました。

    • 電流の単位A(アンペア)は、「定められた力を及ぼし合う2本の直線導体を流れる電流」として、アンペールの法則に基づいて定義されていました。

    • この定義にあるような「無限に長く、無限に細い導線」を実現することは実際には不可能で、基本単位としての定義表現を厳密にするにはやむを得なかったとはいえ、抽象的で概念的な定義でした。
    • しかし今回の改定で、電気素量(e)を一定の値とすることで再定義され、シンプルな表現に生まれかわりました。

    • つまり、電子1個が持つ電気の量は一定の値として決まっているので、その電子の個数(電荷)が1秒間に何個流れたかを数えれば流れた電流がわかるというわけです。

変わらないことが実はすごい?

  • これまでのメルマガでSI基本単位の定義改定についてお伝えしてきましたが、定義改定によって日常生活に影響を及ぼすというわけでもなく、計測や単位に関わる当社でさえも直接的な影響はありません。
  • これは、「今までの単位が使えなくなる」とか「測定器を買いなおさなければ使えない」というような混乱が起こらないように考えられて定義の改定が行われているからなのです。
  • その影には、一般の人々に気付かれることがない様に配慮しつつも、今まで以上に精密な計測を実現することで、新技術の発展を支えている世界中の研究者の方たちの努力があることを知っていただけたらと思い今回のメルマガでとりあげました。

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