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2019.07.18

校正のトピックスNo.470
【崩壊試験器:錠剤の溶け具合を試験する装置です】

何を壊す装置?

  • 今回のメルマガで紹介するのは「崩壊試験器」という装置なのですが、名称からは何かを派手に破壊するような豪快な装置をイメージされるのではないでしょうか?
  • 実はこの装置、そんなに大掛かりなものでははく、タブレット錠やカプセル剤のような、とても小さな錠剤が測定対象となる試験器です。
  • そんな「崩壊試験器」とはどのようなものなのか、詳しい仕組みを紹介します。

錠剤がどれくらいの時間で溶けるかを確認する試験器です。

    • 崩壊試験器は、錠剤に物理的に力を加えての破壊するような装置ではなく、液体中で有効成分が規定時間内に完全に溶解するかを確認するための試験器です。
    • 崩壊試験器の構造は、温度を一定に保つ温度槽と、錠剤を入れるバスケット、バスケットを上下運動させる振動装置、時間を計るタイマなどで構成されています。

  • 温度槽には、錠剤の種類に応じて水、胃液を想定した強酸性の液体、消化管液を想定した中性の液体などを入れて温度が37℃に保たれています。
  • そして、錠剤を入れたバスケットを液槽の中で一定の速度で上下に振動させて、錠剤が溶けるまでの時間をタイマで測定しています。
  • 校正の項目としては、崩壊試験器の温度槽を制御する温度計、バスケットの振動回数(速度)、溶解時間を測定するタイマの校正を行います。

当社では、崩壊試験器の校正も承っています。

  • 錠剤用の試験器の中には、物理的に力を加えて破壊することによって錠剤の硬さを測定する「錠剤硬度計」というものもあります。
  • 医薬品や食品関連のお客様から、「錠剤硬度計」の校正はよくご依頼を頂くのですが、崩壊試験器のご依頼は残念ながらまだまだ多くありません。
  • 崩壊試験器の校正でお困りの際には、ぜひ当社へご相談ください。

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