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2019.10.17

校正のトピックスNo.482
【気圧計:気圧は天気のバロメーター】

意外と身近な計器? 『気圧計』

    • 夏から秋にかけて、日本に台風がくることがあります。
    • このとき天気予報では、風速と共に中心『気圧』の低さも伝えられます。
    • この『気圧』、気圧計という計器で測ることができます。
    • インテリアとして、部屋に置いてある方もおられるのではないでしょうか。

 

    • 最近、同僚が気圧計の校正に関する話題を挙げていたので、今回はこの気圧計についての豆知識を取り上げてみます。

 

周囲の強いプレッシャーで、縮む事を利用してます(圧力の話です)

  • ご存知の通り、『気圧』は空気の圧力(プレッシャー)です。

 

  • 薄板の容器内部が真空になっており、周囲の圧力の変化による容器の変形を、指針の動きにしています。

 

  • 容器断面(内部は真空)と指針の動きのイメージ

気圧は天気の”バロメーター”

    • 冒頭の写真の気圧計、盤面に”BAROMETER”(バロメーター)とあります。
    • 会話で”バロメーター”という場合、例えば、食欲は健康のバロメーター、のように使います。
    • 意味合いとしては『ある状態や程度を推し量る基準や先行指標』といった感じで、気圧計との繋がりがピンときませんでした。

 

    • 気圧計について少し調べると、気圧計は17世紀に発明され、また、『気圧が低下→天候が悪化』という、天候変化に先んじて気圧が変化する関係も発見されていたとのこと。
    • 台風が来たときに、気圧計とニュースに注目していると

ぐぐっと気圧が下がる → 台風が接近
気圧が上がる(元に戻る) → 台風が遠ざかる
という変化が見て取れます。

    • それを知ると、気象衛星がない時代、”気圧”は天候の変化を知る重要な先行指標であったと想像され、”気圧計 = バロメーター”の関係がしっくりきました。

 

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