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校正のトピックスNo.498
【いきなり全力では能力を発揮できない(トルクレンチ)】

準備運動をせずに全力をだすと、、、、?

  • 3月が近づいて徐々に温かくなり、公園で散歩・ランニングなど運動をする人を見る機会が増えてきました。
  • 運動する前には準備運動、というのはケガの防止や力の発揮に大事ですが、測定器にも『準備運動』が必要なモノがあります。
  • 準備運動(測定前の準備)が必要な測定器は、実は少なくないのですが、今回は"運動"絡みということで、”力”が関係する『トルクレンチ』を取り上げます。

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  • <メモ>
    「トルクレンチ」とは、所定のトルクでねじを締め付けるための工具です。ねじの締め込み過ぎによる部品の破損や、締め込み不足による緩みを防ぐような目的で使われます。


  • トルクレンチにも色々種類があるのですが、メーカの取説で、使用前に数回慣らしのテスト締め付けが必要、とされているものがあります。JISでも校正前に”最大容量(公称容量)で作用方向に測定を行わずに5回の負荷をかけ、慣らしを行っておく”とあります。
  • そこで、今回はこの”慣らし”を準備運動と捉え、慣らしを行ったときと、行わなかったときでどの様な違いがあるかを確認してみます。

”いきなり全力”では能力が出せない結果に。

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  • 今回テストに用いたのは、トルク値を可変できるタイプのトルクレンチです。(プリセット式トルクツール)
 設定可能範囲:2-24Nm / 精度:±4% (設定値に対し)

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◆テスト条件
 ・設定は、最大負荷(24Nm)
 ・慣らし無し 5回 ×2セット
 ・慣らし有り 5回 ×2セット
  (最大設定値で5回負荷をかけたあとに測定) 
 ・トルクレンチの校正を行うテスターを用いて測定


【結果】

HP49560.jpg

準備運動すれば、キチンと能力が発揮できる

  • 今回測定した結果では、慣らしを行わなかった場合、徐々に設定値に落ち着く傾向でしたが、慣らしを行うことで最初から比較的安定した値が得られました。
  • トルクレンチは手軽にねじの締め付けトルクを管理できる便利な道具ですが、能力をキチンと発揮させるには人間が運動するときと同じく、準備運動(慣らし)が大事、という結果になりました。

  • なお、トルクレンチの関連情報は以下でもご紹介しています。ご興味のあるテーマがあればご覧頂ければ幸いです。
  • 握り方でカチンの値が変わります
    →力を掛ける位置の違いは、締め付けトルクの値に影響するのか?

  • その確認が増し締めになる?
    →設定トルクでカチンとなった後に、確認したくてもう一回カチンとさせるとどうなるか?

  • 仕事が終わったら休ませることも必要です
    →誤差が大きくなる原因として考えられる内容と、それを防止する方法


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