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2021.01.21

校正のトピックスNo.534
【お店で体温をはかると差が出てる?】

訪問先で色々な体温計を見るようになりました

  • ●日本で最初に新型コロナ患者が報告されてから1年経ち、その時から比べると感染対策も当たり前のようになり、世の中が環境に合わせるように変わりつつあります。
  • ●例えば、体温測定は脇に挟むというのが普通だったのに、相手に触らずに数値をみる事ができる非接触の温度計が普及しています。
  • ●ところが、測ってもらった体温をたまに見せてもらうと「あれ?いつもより体温が低い?」と差に驚く経験はありませんか?実は測定原理からみるとあり得るので今回は、なぜそうなってしまうのかのお話をします。


人は、物と違って温度を測りにくい

  • ●以前に紹介した時は、物の温度を測る事例で温度計を紹介しました。人も物も同じように赤外線を出していますので、赤外線の量から体温に換算して表示しています。 「この夏の必需品?触らなくても測れる温度計あります!」の情報はこちらへ>> 
  • ●物の違いによって発生する赤外線の量が変わるので、正しく測定するには対象物に応じた設定をする必要があります。ただ、人は物とは違って均一ではないため、肌一つみても張りの状態、日焼けの具合、血行などの違いがあります。よって体温測定用という設定済でも、理屈の上では0.2~0.3℃ぐらい差がでても不思議ではありません。
  • ●また、今回の温度計は物の表面しか測定ができないという特徴があるため、体の表面に暑い寒いの影響をうけると、その状態に応じた数値を読んでしまうので、実際の体温と差が出てしまうのです。

外出する前には実際の体温を測定するのが確実です

  • ●今回紹介したような特徴があるため、説明書には注意書きで「本品は医療用の体温計ではありません。体温測定には医療用体温計をご使用ください。」といった事が書かれているのかもしれません。
  • ●そのため訪問者に対する数値の正確さよりも、発熱の有無を確認する事には有効ですが、訪問者本人が数値を過信しすぎるのは避けた方が良いと思われます。そのためコロナ禍では、外出前に自身の体温を測ってから行動するのがより確実と言えそうです。
  • ●当社では、これからもお客様への訪問前には体調確認を継続し、感染防止に努めていきますので、よろしくお願いします。

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