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2021.03.18

校正のトピックスNo.541
【カウンティング・スケールって何?】

読者の方は注意深く見てくれています

  • ●前回、2021年4月1日のご依頼分より、当社からお出しする校正データフォームが新しくなるというお知らせをしました。
  •  「4月1日から新しい校正データにてご提供します!」の情報はこちらへ>> 
  • ●その中で、サンプルとして提示したフォームに「品名:カウンティング・スケール」とさりげなく書かせていただきました。
  • ●もっと有名な品名(温度計、圧力計、流量計、長さ計とか)ならば、スルッと流れていたかもしれませんが、ある方に「カウンティング・スケールって何?」と見つけられてしまいました。そこで、今回はカウンティング・スケールについてどのような物なのかお話をします。


物の個数を数えてくれる計測器です

  • ●カウンティング・スケールは、漢字に直すと「個数計」と書かれる事が多く、文字通り、物の個数をはかるものです。その際、赤外線とかX線とかを使い画像として個数を数えるのではなく、重さから個数を算出します。
  • ●例えば、ねじの個数をはかる場合を例にとると、ねじ1個が10gだったとしたら、予めカウンティング・スケールに10gと設定しておきます。次にカウンティング・スケールに、ねじをどさっと乗せた時、総量が310gだったとしたら、310g割る10gを自動計算し、31個と表示してくれるのです。1パック30個入りの商品を作るとしたら、1個取り除けば、あっという間に30個入りの商品が出来上がるのです。
  • ねじ1個の重さねじの個数
  • ●ホームセンターで1パック10個入りのねじとか販売されていますが、同じサイズの物を一定個数毎に仕分けたいような時に便利な計測器なのです。

好き嫌いを言いたくないのですが、野菜のカウントは苦手です

  • ●ひょんな事から、今回カウンティング・スケールを紹介しました。個数を自動で教えてくれる便利な計測器なのですが、お察しのように、実は箱入りのトマトやきゅうりの個数を正しく数えるのは苦手です。同じきゅうりでも、1つ1つのグラム数が違うため、最初に設定した1個あたりのグラム数とは差が出てしまうからなのです。
  • 箱入り野菜
  • ●一方、ねじをはじめとする工業製品は、品質が良いため大きくグラム数が変わる事はありません。そのため10個、50個、100個…と求めたい数が多いほど、カウンティング・スケールはとても役に立ちます。
  • ●もちろんですが、成績書のサンプルに挙げたぐらいなので、当社ではカウンティング・スケールの校正対応は可能です。校正依頼の際にはお近くの営業マンに遠慮なくお声をかけてください。

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