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2021.11.18

校正のトピックスNo.570
【温度管理が重要な長さ計】

今まで以上に校正室の環境温度をシビアに管理

  • ●今年4月の甲府校正センター開業に伴い、ブロックゲージコンパレータ、電気マイクロメータ、定盤などの長さ計の校正業務を以前の知立校正室から甲府に移管しました。
  • ●知立では、校正室の温度の管理幅を±1℃としていましたが、甲府では、一年を通して±0.5℃以内でのコントロールが可能となりました。

校正室の温度制御が自動化されました

  • ●測定の対象物も計測機器も温度変化によって膨張・収縮するため、校正室の温度は一定に保たなければなりません。
  • ●甲府では、±0.5℃を実現するために温度制御が自動化されました。
  • ●校正室には天井に6本の熱電対が取り付けられており、温度上昇を感知した場合、その場所だけ、空調がフル稼働して、温度を一定に保つ仕組みとなっています。
  • ●以前の知立では、人数を2人に制限した上で、自記式記録計の記録値を目視で確認しながら作業員の絶妙な技に頼ってアナログ式で管理していましたが、移管後は温度変化を気にせず作業が実施できるようになりました。
  • ●他にも正確な測定結果を求めるためにこのような工夫をしています。
  •  ・ 人数制限を設ける(甲府では10名まで)
  •  ・ 空気の対流が直接測定箇所に当たらないようにする(風防の設置)
  •  ・ 物質を素手で触らない(体温を物質に伝えない)
  •  ・ 物質を校正室の環境になじませる。(温度慣らし)

校正室の進化は、迅速なサービス提供につながります

  • ●一般的な工夫ではありますが、その中でも移管により人数制限が2名から10名に緩和できたことは、校正作業の効率化に直結しています。
  • ●また、温度制御の自動化により、作業員が校正業務に更に集中できる環境になりました。
  • ●温度環境が一定に保たれている校正室では、より正確で質の良い結果を提供し続けることができ、お客様の安心感につながると考えます。

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