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2022.03.24

校正のトピックスNo.585
【「校正」と「キャリブレーション」】

今回は「校正」と「キャリブレーション」の言葉としての使われ方とその中で重要であると思われる事について考えてみたいと思います。

お客様との打合せの中での出来事です

  • ●お客様:電子天秤の「キャリブレーション」をお願いします。
  • 私:ありがとうございます。メーカー名、型式などはこの取扱説明書の通りですね。こちらは、取引証明に使う電子天秤でしょうか?
  • お客様:取引証明には使いません。ISO9001の管理する計器として「キャリブレーション」を依頼したいです。
  • 私:承知しました。「キャリブレーション」の内容は決まっていますか?
  • お客様:はい。校正のポイント、判定の基準、調整の基準などが決まっています。
  • 私:調整を含むご依頼ですね。
  • お客様:そうです。調整も実施してください。
  • 私:「校正」では「調整」を含まない事が明確になっていますが、「キャリブレーション」においては解釈によって「調整」を含む場合と含まない場合があります。お客様のご希望は調整を含む「キャリブレーション」ですね。なお、成績書は「校正」という表記となりますが問題ありませんか?
  • お客様:そうなんですね。「校正」と「キャリブレーション」は常に同じものと考えていました。では、「校正」と「調整」をお願いします。成績書の表記は「校正」でかまいません。
  • 私:承知しました。「調整」を実施する場合は、調整前と調整後の2回「校正」を実施しますので宜しくお願いいたします。
  • お客様:わかりました。

この様に「校正」や「キャリブレーション」という言葉はお客様との会話の中で、あいまいなまま使われていることもあります。

「校正」=「キャリブレーション(Calibration)」?

「校正」と「キャリブレーション(Calibration)」の意味を考えた時、以下の3つのパターンがありそうです。1番だったらわかりやすいのですが、色々な要因により現実は2番の状態が多いように思います。

  1. 「校正 = キャリブレーション(Calibration)」
  2. 「校正 ≒ キャリブレーション(Calibration)」
  3. 「校正 ≠ キャリブレーション(Calibration)」

一方で、規格の中ではカタカナ表記の「キャリブレーション」に定義はみつけられませんでした。英語表記の「Calibration」には定義がありますので、定義的には「校正」に対しては「Calibration」または「Calibration(キャリブレーション)」となると思います。

「校正」、「キャリブレーション」の使われ方と重要な事

お客様と校正仕様の打合せの中で、あるお客様は「校正」、また、あるお客様は「キャリブレーション」、書類に記入する際は更に「較正」だったり、英文の「Calibration」と増えていきます。

そして、お打合せを進めるうちに、同じ言葉であっても微妙に解釈が異なる事がありました。
主に「校正」と「キャリブレーション」が混在している状況ですが、一般的に「校正」が使われるのに対して、医薬品・医療機器・化粧品などでは「キャリブレーション」が使われる事も少なくない感じがします。これはお客様が何の規格で対応しているかに大きくかかわっていると思われます。

そう、ここで大事な事はお客様が何の規格(ISO、JIS、GMP省令など)で対応しているのか?を確認する事です。加えて、その具体的な内容について相互に理解しあう事が非常に重要なプロセスだと考えます。

  • 当社でも規格の要求内容や定義を踏まえながらお客様と協力し合い、満足していただける作業をお届けする努力を続けています。

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