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2022.06.30

校正のトピックスNo.597
【船長と真蛸と塩分濃度計と。】

皆さんご存じですか?沸きに沸く東京湾

  • ●ここ数年、東京湾の夏の風物詩と言えば船から狙う真蛸釣り。今年も沸きに沸いております。
  • ●以前は蛸テンヤと呼ばれる独特の形をした漁具を使う手釣りが主流でしたが、最近は海老のような形をしたルアーの一種であるタコ餌木で狙うゲームフィッシングへと大きく変貌を遂げました。

先日こんな事がありました

  • ●真蛸釣りですが、大雨が降った後などたまに釣果が下がる時があります。
  • ●実は真蛸は塩分濃度の変化に敏感で真水にとても弱いのです。
  • ●特に夏の時期は激しい夕立や台風も多く、大きな河川が流れ込む東京湾はあっという間に塩分濃度が下がってしまうとの事でした。
  • ●そんな時、経験豊かな船長の力が大いに発揮される事になります。
  • ● 「昨日土砂降りだったから〇〇の方に行ってみます」・・・と、出船の際そんなアナウンスがありました。
  • ●真蛸釣りに限らず、潮の流れや海底の様子を熟知した船長は、時期や天候、水温や潮の色合い、その時々に応じて釣り場を変えているとの事ですが、特に岩場に潜む真蛸は魚群探知器に映るはずもなく、塩分濃度を含め様々な条件から導き出した的確な判断は、まさに経験あってのものでしょう。

釣りはさておいて

  • ●さて、船長は豊富な経験で塩分濃度を知ることが出来ますが、豊富な経験が無くても塩分濃度を知ることのできる計測器があります。それが塩分濃度計です。
  • ●塩分濃度計は密度が違う2つの物質を光が通るとき、その境界面で起こる光の屈折の現象を応用して、色んな液体の濃度を検出する測定器で、アナログの透過式とデジタルの反射式があります。

本命登場!塩分濃度計とは何んぞや?

  • ●因みに透過式の塩分濃度計はこのような仕組みになっています。
  • ●プリズム面に試料液をたらし観測面を覗くことで塩分を測定することが出来ます。
  • ●測定は簡単に出来ますが、正確に測定する為には試料液をプリズム面全体に広げて使う等誤差にならない工夫が必要です。
  • ●船長のような経験や勘も大切ですが、正確な測定を実現する為には使用方法を理解し、決められた手順で測定する事が重要ですね。

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