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2022.07.21

校正のトピックスNo.600
【校正前の清掃作業:裏方さんは、重要な役割を担っています】

ブロックゲージの校正は、甲府で実施しています

  • ●当社が力を入れている引取り校正。
  • ●私が所属する甲府サービスステーションでは、主に長さ計(ブロックゲージ、リングゲージ、ねじリングゲージ、ねじプラグゲージ)を担当しており、その主軸はブロックゲージの校正になります。

地味に見える清掃工程が実は大切です

  • ●ブロックゲージの校正では、お客様からお預かりした物をこのような工程で実施しています。
  • ● 「受入れ」→「外観目視検査」→「清掃」→「温度ならし」→「測定」→「校正結果の記録」→「校正ラベル貼付」→「梱包発送」
  • ●この工程の中でも、とても重要な役割を担っているのが「清掃」です。
  • ● 「清掃」と聞くと裏方の地味な作業と思われがちですが、意外にも測定の品質に大きく影響するため、 時間をかけても丁寧に対応したいプロセスです。

清掃するとどれぐらい変わるの?

  • ブロックゲージは、ホコリなどがあると数μmの誤差になり、許容値を大きく超えてしまうことがわかります。
  • 清掃していないブロックゲージを測定することなんてあり得ません。
  • 清掃した後のブロックゲージでも、四隅に拭き残しがあると精度外となる事もあります。
  • また、以前のメルマガでは、【マイクロメータ】:ついた油・ホコリも測定値になります マイクロメータとブロックゲージを使用した実験結果がありますが、10μm単位で変わっています。

地味な準備が品質を守る

  • ● このように、測定面にわずかなホコリやチリが付着しているだけでも、測定誤差になりますので、 清掃の工程では丁寧かつ慎重に、ホコリに注意して拭き取りしています。
  • ● 当社では手袋を着用し、アルコールと紙ウエスで拭き取り、さらにホコリが付きにくいウエスで2度拭き取りしています。
  • ●ブロックゲージは、お客様の物づくりの基準となる大切な製品になります。測定する前のとても地味な準備が、実は品質を守ることにつながっています。大変な裏方作業ですけれども、お客様の役に立てればとの思いで日々対応しています。

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