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2022.07.28

校正のトピックスNo.601
【接頭語「ミリ」:必ず単位と組み合わせて用いられます】

「 1ミリも~ない」という表現には違和感を感じてしまいます

  • ●最近、テレビやインターネットで「1ミリも~ない」という言葉を見聞きすることが増えたような気がします。
  • ●例えば、「そんなこと1ミリも知らない」「その考えは1ミリも理解できない」「その話は1ミリも面白くない」などの表現がありますが、日ごろ校正業務で単位を扱う私にとってこの表現はかなりの違和感を感じてしまいます。
  • ●今回のメルマガでは、これらの表現に対しての違和感はどこからくるものなのか、どのような表現をするのが正しいのかを「単位の表し方」の点からお伝えします。

「ミリ」は接頭語なので計量単位と組み合わせて使います

  • ●ミリというのは単位ではなく、「量の大きさ」を表す接頭語と呼ばれるもので、1/1000(10-3)を意味し、本来は「対象物の量」を表す計量単位と組み合わせて用いられます。
  • ● 重さを表す場合はmg(ミリグラム)、長さはmm(ミリメートル)、電気量(電流・電圧)であればmA(ミリアンペア)、mV(ミリボルト)というように必ず計量単位との組み合わせで表現され、「ミリ」が単独で用いられることはありません。

  我々が日頃使用している単位には、

      1. 対象物の量を表す計量単位
      2. 量の大きさを表す接頭語

  があり、その組み合わせで使われています。

  • ●この規則に基づいて正しく表現すると、「そんなこと1ミリも知らない」は、「知らない=知識」という対象物の量を表す単位(知識=knowledgeから仮にKNとします)と大きさを表す接頭語のm(ミリ)を組み合わせて「そんなこと1mKNも知らない」となるはずです。
  • ● 更に「1KNの範囲内で1mKNも知らない」と表現すれば、「1KNという定量に対して1/1000KNも知らない」ということが相対的に表現され、「知らない」という量が少ないことがより明確になります。

固い話をしてしまいましたが嫌いにならないでください

  • 「なんて頭の固いことを言っているんだ!?」と思うかもしれませんが、正確な校正結果をお客様に提供するためには、数値と単位それぞれが持つ本質的な意味を理解し、データをお渡しする姿勢が重要だと考えています。
  • 頭が固いところも品質へのこだわりとして受けとめて頂ければ幸いです。

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