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2022.09.08

校正のトピックスNo.605
【NKSはなぜ違う形のブロックゲージを選んだの?】

あれ?うちのブロックゲージと形が違う

  • あるお客様の所で長さ計の校正をしていると「あれ?NKSさんのブロックゲージは、うちのと形が違うのだけど・・・」という会話がありました。
  • ブロックゲージを所有しているお客様は、カマボコの板のような形のもの(レクタンギュラ型)を所有している事が多いです。
  • 同じ等級のブロックゲージなら形の差で精度が変わる事は無いので、どちらを使用しても構わないのですが、校正専門企業のNKSがこの形を選んでいるのには訳があるのです。今回はその秘密を紹介します。

知られていませんが、次の長所があるのです

  • 寿命が長い
     密着をさせる時にはリンギングを用いていると思われます。擦り傷がふえてくると密着できなくなり、状況によっては廃棄・交換となってきます。しかし、スケヤ型の場合は貫通穴に専用の棒を通して密着させますので、密着できなくなって廃棄という事がなくなり、結果的には寿命が長くなります。
     できるだけ、毎年同じ標準器でお客さまの機器を校正し続ける事により「あれ?前よりズレが大きくなってきているかな?」という事もお客様にお知らせできるので、標準器の寿命を延ばすための工夫というのは、校正業者としての裏方仕事の一つともいえるのです。
  • 立てて使用する場合に姿勢が安定している
     色々な機種の校正を行っていますが、中には立てて使う場面もあります。見た目からみても姿勢が安定しているので、倒れにくく作業性がUPします。また、測定面に平行に当てやすくなり、より正確な数値の提供に繋がるのです。

校正業者としてこだわった結果の選択です

  • 今回は、なぜスケヤ型のブロックゲージを使っているの?という疑問から、校正業者としての裏側を紹介させていただきました。
  • 体積が大きいため温度慣らしに時間がかかったり、狭い場所では使いにくいなどの短所はありますが、校正業者としてベストとは?を考え抜いた結果、NKSとしてはスケヤ型を用いて校正対応する事を選択しました。
  • まだ、現場校正時に現物を見た事が無いお客様は、良かったら見てください。校正業者のNKSとしての、ちょっとしたこだわりを、今後も紹介していければと思いますので、よろしくお願いします。

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