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2022.10.06

校正のトピックスNo.609
【妥当性確認の紹介
  ~ 間違いない標準器で校正を提供するために~】

当社では使用標準器の妥当性確認を実施しています

  • 当社ではお客様の測定器を校正する事前準備として、標準器の妥当性確認を実施しています。
  • これはご依頼機器の校正を確実に実現するための仕組で、実際の妥当性確認では「校正範囲」「判定精度」に対して確認を実施しています。
  • 今回のメルマガでは「校正範囲」に絞り込んで、「校正有効範囲」との違いを明確にしながら、その確認の仕組みを紹介します。

「測定範囲」と「校正有効範囲」の違いとは

  • 測定範囲:測定器によって測定できる量の範囲
  • 校正有効範囲:品質に影響する範囲で設定したポイントの範囲

以下は圧力計の例です。

機器の能力として測定範囲で測定可能でも、校正値としては測定範囲より小さい場合があります。

標準器選定の落とし穴

  • 妥当性確認では、お客様の機器一台毎に、「お客様ご要望の校正値」と「標準器の校正有効範囲」を比較しています。
  • 当社保有標準器は温度、長さ、流量、分析、時間等々、多種多様となっています。
  • 中には技術上の問題から測定範囲と同等のポイントで校正ができない標準器があります。
  • そこには標準器の「測定範囲」だけを見て選定してしまう落とし穴があります。

「測定範囲」として値を取ることは可能ですが、保証外となる範囲が発生します。

校正点ひとつずつ有効範囲内であることを確認しています

  • ●当社では、お客様ご要望の校正点毎に、標準器の校正有効範囲を確認しています。
  • ●範囲外となった場合、数字だけを見て確認するのではなくアラートを出して、見た目でも判断できるように進めて、間違いない標準器で校正業務を提供しています。

上記内容についてのお問い合わせ(Mail・TEL)/資料請求