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2022.12.01

校正のトピックスNo.616
【対数目盛:上手に説明できますか?】

目盛幅が均等にならない計測器もあります

  • 日々計測器を校正する中で、絶縁抵抗計(メガー)やピラニー真空計のように対数目盛を使用している計測器を目にすることがあります。
  • デジタルの計測器もありますが、対数目盛を使用したアナログの計測器もまだまだ現役で、新人から「なんで目盛の幅が違うの?」と聞かれることがありました。
  • そこで今回は、頭ではわかっていてもちょっと説明がむずかしい対数目盛について調べてみました。

対数目盛って何だろう

対数目盛とは、全く違うスケールが同じ目盛上で表される目盛のことで、図で表す際に均等目盛は足し算で、対数目盛は掛け算で表現されます。

  • 均等目盛:「0,1,2,3…」「0,100,200,300…」一定距離ごとに一定数ずつ増加。
  • 対数目盛:「0.1,1,10,100,…」一定距離ごとにn倍ずつ増加。
  • 対数目盛は1~10、10~100、100~1000のように各目盛間で間隔が徐々に小さくなり、10倍毎に前の目盛幅を引き継ぎます。
  • また、目盛間で1~2、2~4、4~8の間の距離を見てみると全て同じ距離(2倍)であることがわかります。

なぜ対数目盛を使用しているのでしょうか

  • 絶縁抵抗計など、幅広い抵抗(例えば0Ω~100MΩ以上)を計測する必要があり、 対数目盛を活用することでレンジを切り替えることなく、小レンジから大レンジまでの範囲を一つの目盛で計測することが可能です。

対数目盛の計測器の校正も承っております

先程、ご紹介しました対数目盛のアナログ絶縁抵抗計やピラニー真空計の校正は勿論、デジタルの計測器も校正しておりますので、「お問合せフォーム」よりお問い合わせください。

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