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TOPICS
業務に活える校正技術情報
2023.01.01
校正のトピックスNo.585
今回は「校正」と「キャリブレーション」の言葉としての使われ方とその中で重要であると思われる事について考えてみたいと思います。
この様に「校正」や「キャリブレーション」という言葉はお客様との会話の中で、あいまいなまま使われていることもあります。
「校正」と「キャリブレーション(Calibration)」の意味を考えた時、以下の3つのパターンがありそうです。1番だったらわかりやすいのですが、色々な要因により現実は2番の状態が多いように思います。
一方で、規格の中ではカタカナ表記の「キャリブレーション」に定義はみつけられませんでした。英語表記の「Calibration」には定義がありますので、定義的には「校正」に対しては「Calibration」または「Calibration(キャリブレーション)」となると思います。
お客様と校正仕様の打合せの中で、あるお客様は「校正」、また、あるお客様は「キャリブレーション」、書類に記入する際は更に「較正」だったり、英文の「Calibration」と増えていきます。
そして、お打合せを進めるうちに、同じ言葉であっても微妙に解釈が異なる事がありました。
主に「校正」と「キャリブレーション」が混在している状況ですが、一般的に「校正」が使われるのに対して、医薬品・医療機器・化粧品などでは「キャリブレーション」が使われる事も少なくない感じがします。これはお客様が何の規格で対応しているかに大きくかかわっていると思われます。
そう、ここで大事な事はお客様が何の規格(ISO、JIS、GMP省令など)で対応しているのか?を確認する事です。加えて、その具体的な内容について相互に理解しあう事が非常に重要なプロセスだと考えます。