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2023.03.29

【 ISOフローカップ:粘度測定器具の新規手順書を開発しました 】

校正のトピックスNo.629

新しいタイプのフローカップの校正依頼を頂きました

  • ● 先日ある拠点から「お客様から“ISOフローカップ”は校正できるか質問がありましたが、対応可能でしょうか?」と問い合わせがありました。
  • ● 「ISOフローカップ」がどんなものか調べてみると、塗料などの粘度を測定する器具で、当社で校正実績のあるZAHNカップという測定器具と類似したものでした。

  • ZAHNカップは校正実績があり校正作業手順書も確立していることから、「ISOフローカップ」も校正対応可能と判断し、新規手順書開発案件として進めることになりました。
  • ● 今回のメルマガでは「ISOフローカップ」の概要と校正方法についてお伝えします。

液体が流れ落ちる時間から粘度値を測定する器具です

  • 粘度測定用カップについて改めて調べてみると、思いのほか種類が多いことに驚きました。
  • ● 今回ご依頼頂いた「ISOフローカップ」は、その多種ある粘度測定器具の一種で、国際規格別に「BSカップ」「DINカップ」「FORD/ASTMカップ」「SHELLカップ」「ZAHNカップ」などの種類があり、用途に応じて使い分けをします。
  • ● これらの粘度測定用カップは、ペンキやインクなど塗料をカップの中に投入し、カップの下部に空いた穴(オリフィス)から流れ落ちる時間(流下時間)を測定することによって塗料の動粘度が測定できる器具です。
  • ● 校正方法は、塗料の代わりに動粘度の数値が値付けされた粘度計校正用標準液をカップ内に満たし、流下時間をストップウオッチで測定します。粘度計校正用標準液の流下時間は、カップの種類(ISO、BS、DINなど)とオリフィス径によって決まっており、計算式や換算表から求めます。

「こんな計測器、校正できるかな?」と思ったら当社へお問い合わせください

  • ● 今回ご紹介したISOフローカップは、以前にZAHNカップの校正を行ったお客様から「このような機器も対応できますか?」と追加でご依頼があったものです。
  • ● もし、「特殊な計測器だけど校正できるかな」とお悩みの際には、こちらからお問い合わせいただければ、手順書開発を行う部署で検討しますのでご相談ください。

上記内容についてのお問い合わせ(Mail・TEL)/資料請求