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2023.06.08

【 誤差が 1dig( 測定値の最小桁 )だけでも不良判定になることも 】

校正のトピックスNo.636

測定器には、精度・許容値があります

  • ● 測定器には、精度許容値があります。
  • ● 当社の校正では誤差がその範囲内に入っていれば「適合」、
  • ● その範囲を超えていれば「不適」と判断しています。

精度の表記はいろいろ

  • ● 精度の表記は±0.5%FS、±1%rdg、±3℃など様々な表記があります。
  • ● 様々な表記方法は「計測機器の精度の表し方と意味」を参照ください。
  • ● 一般的に最大測定値での許容差を含めた絶対値は、最大測定値を超えることになります。

最大値を超えると困ることも・・・

  • ● 例えば、校正では100.0の検査ポイントに対して、±1%の精度であれば99.0~101.0の間が精度内と言うことになります。
  • ● しかし、デジタルの計器でMAX100.0であるとき、100.1という表記がされず 100.0より大きい場合は「over」などと表記される計器も存在します。
  • ● すると、内部的には100.1であり、わずか1digの誤差だったとしても、99.0~101.0の間では無いので、「不適」と判断せざるを得ません。

ではどうしたらいいの?

  • ● このような場合は、最大許容差を考慮した検査ポイントで実施するのがお勧めです。
  • ● 台帳などにどのポイントを検査するか規定があり、簡単には変更できない場合も有りますが
  • ● 上記のケースであれば、95.0のポイントで校正すれば、この問題は解決されると思います。
  • ● 校正ポイントでお悩みの方は当社営業マンまでご相談ください。

上記内容についてのお問い合わせ(Mail・TEL)/資料請求