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2023.10.26

【 回転計:タコメータのタコって何? 】

校正のトピックスNo.654

タコのメータ??

    • 回転計は、さまざまな回転体の回転数や回転の速さを測定する計測器で、設備機器の計測からメンテナンスなど幅広い用途で使用されています。
    • 身近な所では、エンジンやモータなどの回転数を確認するために付いている、車の「タコメータ」を思い浮かべるかもしれません。
    • ところでタコメータの「タコ」は何でしょうか?海にいる「蛸」であるとも思えませんし、メキシコ料理の「タコス」とも違う気がします。そこで、名前にタコがついている理由を調べてみました。

「速度」という意味の古代ギリシャ語が語源と言われています

  • 200年ぐらい前までは、徒歩や馬を利用した移動がメインで速度が重要視されることは無かったのですが、1800年代前後に蒸気自動車や蒸気機関車が発明された事で高速移動が可能となったため、移動時間や速度を計算したりする必要が出てきました。
  • その際、古代ギリシャ語で速度を意味する「タコス」が用いられるようになり、それが英語に転じた際に「tacho」となり、計器を意味する「meter」とくっつけてタコメータ(tacho meter)となったようです。
  • タコメータに表示される「rpm」や「r/min」という単位はrevolution per minuteの略で、1分あたり何回まわっているかを示します。

今回は回転計の1つであるタコメータの語源について紹介しました

  • 車の運転でタコメータを見た際に、この記事を思い出して同乗者の方とのちょっとした会話のネタにでも使って頂ければと思います。
  • 今回は、身近な例として車のタコメータをあげましたが、工場内を見渡すと回転計は、モータ・発電機・ポンプ・冷凍機・ベルトコンベア・ミキサなど様々な機械の制御・確認用としてさりげなく溶け込んでいます。
  • 当社では、専用装置を使ったハンディ式のタコメータ(回転計)の校正を現場・引取ともに行っていますので、校正先をお探しの際は遠慮なくお声を掛けて下さい。
  •  専用装置の紹介記事はこちらへ>>
  • 今後のメルマガでも、面白い由来や語源の品がありましたら、その都度ご紹介させて頂きます。

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