校正のトピックスNo.661

ペットボトルのキャップが何かに使えるの？

• ●年明けからの災害により被災された皆様、ならびにそのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。
• ●TVで中継をみると支援物資の１つにペットボトルがあります。国内メーカの500mlペットボトルを見比べると、飲み物の種類やメーカによる形状の違いはありますが、キャップに関してはほぼ同じのサイズです。
• ●サイズが同じであるため、いざという時にちょっとした計量容器として使う事ができるのです。そこで今回は、キャップの容量を計量してみました。

１０種類用意して、はかってみました

• ●キャップの形状ですが、どれもほぼ同じで外径31 mm、高さ14 mmでした。

• ●キャップに水を擦切りまで注ぎ、電子天秤ではかってみたところ、平均で約7.1ccでした。

	赤	橙	金	緑	水	青	紫	黒	白➀	白➁	平均
測定値	7.1	7.1	7.1	7.1	7.0	7.1	7.1	7.1	7.0	7.0	7.1

• ●ギリギリまで水が入っていると使う際にこぼれやすいので、次にちょっと少な目の位置として、ねじの辺りまで水を注いでみました。

• ●平均で約5.1 ccでしたので、ちょうど小さじ1と同じぐらいでした。これなら料理だけでなく、洗剤や薬などの分量にも使えそうです。

	赤	橙	金	緑	水	青	紫	黒	白➀	白➁	平均
測定値	5.3	5.0	4.9	5.0	4.8	5.1	4.8	5.3	5.3	5.2	5.1

今回はいざという時に役に立つ豆知識を紹介しました

• ●日常では、リサイクルか廃棄ぐらいしか思いつかないですが、非日常の場面ではキャップも計量容器の替わりになりえるといえそうです。
• ●ただ、よく考えてみると、仮にメーカがそれぞれ独自の形状でキャップを作っていたら当然の事ながら、容量に大きな差がでてくるので、このような紹介はできなかったハズです。統一規格が用いられているからこその話といえます。
• ●当社では校正を通じて、お客様がお使いの様々な規格に対する品質へのお手伝いしております。今後も校正業界や規格などからみたNKS独自視点でのネタを都度ご紹介させて頂きます。