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2024.02.28

糖度だけでなく塩分も!いろいろな濃度が測定できる屈折計

校正のトピックスNo.667

測定器を使って美味しさを評価する?

  • 先日ある動画を観ていると、ラーメンスープの美味しさを評価するのに「屈折計」という測定器を使用している人がいました。
  • ●ラーメンスープの味や濃さの感じ方は人によって様々で、その時の体調によって左右されることもありますが、ちゃんと測定器を使って数値化したデータをもとに客観的に評価しているところにとても感心しました。
  • ●今回は、液体の濃度や糖度を測定する「屈折計」の用途や使用方法についてお伝えします。

光の屈折現象を応用した屈折計

  • ●屈折計は、溶液の濃度に比例して屈折率が変化する「光の屈折現象」を応用しているためその名がついています。種類は手持式とデジタル式があります。
【光の屈折現象】
水の入ったコップ内のストローが曲がって見える現象。
溶液の濃度に比例して屈折率は変化します。
手持式屈折計     デジタル式屈折計
  • ●溶液(食品)の糖度・塩分濃度の測定、化学物質の純度や密度の測定、水質の調査などいろいろな分野で使用されており、用途によっては「糖度計」や「塩分濃度計」「Brix計」と呼ばれることもあります。
  • ●使用方法は、測定する溶液をプリズム面に滴下して値を確認します。手持式の場合は、接眼レンズを覗き、目盛上に見える青と白の境界線の数値を読み取ります。デジタル式は表示部に数値が表示されます。
【手持式屈折計】
プリズム面に溶液を滴下し、接眼レンズを除いて目盛の指示を読む。
【デジタル式屈折計】
プリズム面に溶液を滴下すると数値が表示される。
  • ●校正にはショ糖液という決まった濃度で値付けされた標準液や、精製水と標準試薬(サッカロース)を電子天秤で調製した溶液を使用して、屈折計の指示確認を行います。

食品、飲料、医薬品関連のお客様にはおなじみの測定器です。

  • ●今回ご紹介した「屈折計」は主に食品、飲料、医薬品関連のお客様から校正のご依頼が多くあります。
  • ●屈折計の校正にお困りの際は、メーカ・機種問わず当社で対応しますのでホームページからのお問い合わせをお待ちしております。

上記内容についてのお問い合わせ(Mail・TEL)/資料請求