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TOPICS
業務に活える校正技術情報
2024.04.18
NKSメールマガジン No.2
桜が満開の季節を迎え、桜前線は東北地方まで北上している今日この頃でしょうか。そこで今回は、花見にちなんでビールに関するメルマガをお届けします。
生ジョッキ缶の泡が出る現象について、メーカーの公式サイトでは以下のように説明されています。
そこで、クレーター状の凹凸を何とかして見てみたい!そんな思いを実現してみました。
アルミ缶をそのまま見ただけでは、凹凸を見ることはできません。
そこで、画像処理技術を用いた非接触で寸法測定が可能な画像測定器の力で、見えないものを測定してみました。
通常の缶と生ジョッキ缶の画像をそれぞれ解析するとアルミ缶の表面に大きな違いがあることがわかります。
生ジョッキ缶の方は、クレーター状と思われる凹凸が見えます。これが泡の出るしくみなのでしょうか。
缶の一面に特殊な塗料が焼き付けられていることが確認できました。
一方で通常の缶は、クレーター状の凹凸が全く見えず、きれいな表面であることが確認できました。
■ 通常の缶 表面画像
■ 生ジョッキ缶 表面画像
最後に、今回の解析に使用した画像測定器はMitutoyo製CNC画像測定器クイックビジョンです。
主に当社では、ゲージ類(テーパプラグゲージ、Rゲージ、ラジアスゲージ)の校正を実施しています。例えばRゲージのカーブなど接触して測れないものは、このような画像測定器を用いています。