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TOPICS
業務に活える校正技術情報
2024.07.18
NKSメールマガジン No.14
先日、「金属製直尺」の教育用資料を作成していた時にふと思いました。「直尺」という名称は普段から当たり前のように使っていますが、小中学生の頃は「定規」とか「ものさし」と呼んでいたのではないか?
呼び方が異なるだけで機能や用途は同じように思えますが、改めて調べてみると違いがあることが分かりました。
今回は、「定規」「ものさし」「直尺」の違いについてお伝えします。
単純に区別すると「ものさし」は対象物の長さを測る道具、「定規」は対象物にあてがって線を引いたり切ったりする道具、「直尺」は「定規」と「ものさし」両方の機能を備えたものです。
特徴は以下のようになります。
ものさし
対象物に当てて長さを測定するための道具で、目盛の0の位置が端面にあるのが特徴です(端面基点)。
定規
筆記用具をあてて線を引いたり、カッターをあてて用紙を切ったりするための道具で、三角定規や直定規などがあります。目盛がついたものもありますが0の位置が「ものさし」とは異なり少し内側にあります。
直尺
線引き、カット、長さの測定もできる「ものさし」と「定規」の両方の機能があるのが特徴です。JIS規格には「金属製直尺」という名称で規定されているものがあり、当社でも標準器として使用しています。
長さを測るための道具は「定規」というイメージでしたが、どちらかというと定規は線を引くための道具だというのは意外でした。また、「ものさし」と「定規」では基点の位置が異なるというのも新たな発見でした。
今回のこのネタは、作成した教育資料にも豆知識として盛り込んでいます。個人的には知ってそうで知らなかった事実だったので近々新入社員に紹介しようと思うのですが、きっと「ふーん」くらいの反応だろうなあと思っています。
当社では直尺だけでなく巻尺も校正しており、昨年2023年度は212台の校正実績がありました。
校正にお困りの際は、メーカ・機種問わず当社で対応しますのでホームページからのお問い合わせをお待ちしております。