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TOPICS
業務に活える校正技術情報
2024.12.12
NKSメールマガジン No.34
QHSE とは、品質、健康・安全、環境(Quality Health Safety Environment)の略で、日本では、1960年(昭和35年)に毎年11月を「 品質月間」とすることが決まり、下記の表の通り、主催機関と後援機関によって決められました。
主催機関 | 後援機関 |
---|---|
日本科学技術連盟 | 科学技術庁(現在の文部科学省) |
日本規格協会 | 通商産業省(現在の経済産業省) |
日本生産性本部 | 日本商工会議所 |
日本能率協会 | 日本放送協会 |
品質月間では、製品やサービスの品質向上を目的とした活動が盛んに行われる時期です。
日本では、特に品質管理や生産管理に携わる企業が、工夫しながら品質管理、品質改善向上に取り組むためのイベントが実施されています。
YOKOGAWAグループでは品質だけでなく、経営の基盤となる労働安全衛生と地球環境保全に関する内容も加え、「 QHSE月間 」と名付け、毎年11月にさまざまな活動を展開しています。
今年度のスローガンは?
Empower Safety, Elevate Quality, Support Sustainability
~ 取り組もう、安全。目指そう、高い品質。進めよう、持続的な社会。 ~
このスローガンには、すべてのYOKOGAWAグループメンバーが、事業目標達成へ向けた活動を行うとともに、日ごろから安全、品質、持続可能性を意識する文化を育み、積極的かつ意欲的に行動することが重要である、との意味が込められています。
安全性の向上、品質の向上、及び持続的な社会の実現には、様々な要素や手段があります。
例えば、
・機械化や監視等による安全性の強化
・工程分析による品質の向上
・環境負荷の低減による持続的な社会の実現支援、など。
各部門や階層では多様なスキルや発想の人が集ってこれらの課題に取り組んでいます。私たち一人ひとりが積極的にコミュニケーションをとり、改善を追求する行動を続けることで、さまざまな要素は調和していきます。
QHSE活動の狙いと方向性がYokogawa内で揃うことで、より良い環境と未来へ繋がることをイメージしてこのポスターを描きました。
QHSE月間イベントとして、「スピードアップ・チャレンジに伴うリスクに関する勉強会」と題した、グループ討議を実施しました。
当社からは、4チーム合計26名のメンバーが参加し、日頃の業務が忙しい中時間を作り、多様な視点から意見を出し合って、複数回の討議を経て、各チームが提言をまとめることが出来ました。
私のグループでは、校正で使用する標準器に関連した、業務改善について話し合いを行いました。日々の校正業務では、作業手順が確立されているため、特に問題もなく作業していますが、このようにしたらもっと仕事がやりやすくなるかなぁと、ちょっとしたことから改善の種を一人一人が考え出し、共有していくことで、意義のある提言に繋がっていったと感じました。
みなさんの会社でも、
などの視点を持って、日頃から業務改善を行っていると思いますが、常にリスクと隣り合わせのため、とても苦労されていることでしょう。
例えば、生産性の向上を目指し自動化やAI技術の活用を進めれば、思わぬ開発コストが発生するなどのコストリスクがともなうことも考えられます。
今回のような品質月間の活動を通じて、日頃関連のない部署のメンバーとアイデアやリスクの視点を討議することは、ブレークスルーに繋がる貴重な時間になるかもしれませんね。