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2024.03.06

【定規】安かろう、悪かろうではなかった?!

校正のトピックスNo.668

ノーブランドの「定規」ってどこまで正確なの?

  • 定規は、工場内だけでなく学校や家庭でも使われている身近にある、長さをはかる道具の1つです。長さにもよりますが、価格は100円~1万円近いものまで色々とあります。
  • 低価格のものですと、メーカ名や型番などが無い物が多く目盛だけが付けられている状態です。
  • 日常生活では、1ミリの数分の1の世界まで必要な事はほぼ無いので、大体1ミリ単位程度まであっていれば全く困る事はないのですが、どこまで正確なのかはちょっと気になるところです。
  • そこで今回は、長さを実際に確認してみました。

実際にNKSの標準器(金属製直尺)を使い、比べてみました

  • 用意した定規を標準器にあてて、最大目盛値でのズレを確認してみました。
  • 分かりやすいように定規を重ねたところ、同一線上で重なっていて標準器との誤差が、ほぼみられない定規も中には有りました。
  • 今回は最大目盛値でのみの結果ですが、どれもほぼズレがみられず、いわゆるブランド品の定規に引けを取らないといえそうです。

品質に影響ある場面でお使いなら、念のために確認してみる事をお勧めします

  • 当社は、校正会社なので校正費用が発生する事もなく、気軽に確認する事はできましたが、工場内の定規全てを校正依頼すると結構費用がかさむかもしれません。
  • 一方、校正書類は無くても良いという事でしたら、例えば次のような方法を決めて運用するのも1つの手かもしれません。
    • ▸国のお墨付きといえる、JISマーク入りのものにする
    • ▸厳選した定規だけ校正に出して、その定規を基準に見比べてみる・・・
  • ただ、長年使っていればだんだんと本体が反ってきたり、端面が摩耗してきたりしてその事が、誤差を大きくする要因となりますので、定期的に確認や交換する事をお勧めします。

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