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2024.03.21

【表面粗さ計】先端の摩耗にご注意を!

校正のトピックスNo.670

表面粗さって何だろう?

  • 表面粗さとは、製品などの表面形状が、完全にフラットな面と比較したときに、鉛直方向の偏差がどれだけあるかを示したものです。
  • 多くの場合で、製品の表面は滑らかな方が望ましいと考えられますが、それを追求するほどコストが上昇します。
  • ●よって、その製品に見合った滑らかさを実現しているか測定して確認することが求められます。
  • ●一般的に、表面粗さの測定には、ダイヤモンド接触(又はサファイヤ等)による接触式のものが多く、昨今では非接触の測定器も存在します。

触針は円錐形

  • 粗さを精度良く測定するためには、触針の先端Rがなるべく小さいことが重要です。
  • ●触針の先端Rは、通常10μm以下で形状は球状先端をもつ円錐になっています。
  • ●一般的には 先端半径はrtip=2μm、5μm、10μmの3種類があり、円錐のテーパ角度は60°、90°の2種類があります。

触針の摩耗は避けられない

  • 試料を直接測定するため、精度は高く結果が得られる一方で、触針が摩耗していくことはなかなか避けられません。
  • ●摩耗してしまうと下図のように、溝深くまで先端が測定できないことにより、一見フラットな波形が得られてしまう状態となります。
  • ●このことから定期的な校正を行い、触針が摩耗して正しく測定できなくなる前に、研磨・交換などの対応をすることをお勧めいたします。
  • ●校正が必要な際には是非当社営業マンまでご相談下さい。

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