NKSメールマガジン No.36
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
本年2025年は、乙巳(きのとみ)の年です。
乙巳の持つ意味は「 再生や変化を繰り返しながら柔軟に発展していく 」「 努力を重ね、物事を安定させていく 」年になると言われています。
その為にも、一年継続して健康を維持していきましょう!!
牛乳の違い
健康と言えば、昔から「 牛乳は体にいいから 」と、毎朝「 本当に体にいいの? 」と思いながら飲んでいた記憶があります。
現在、スーパーマーケットでも牛乳の種類もいろいろあり、どれがいいのか悩んだ覚えがあります。
そこで、どんな種類や特徴があるのかを調べ、表にまとめてみました。
“牛乳”と名がつく生乳のみで製造されたもので5種類!!
『牛乳』『特別牛乳』『成分調整牛乳』『低脂肪牛乳』『無脂肪牛乳』それぞれ、どんな特徴があるのでしょうか…
牛乳の種類と特徴
※ “特別牛乳“は搾りたての牛乳を加熱殺菌処理しなくても安心・安全にそのまま飲める生乳で、現状、国から許可を受けた4施設しか存在しない為、除外しました。
名称 |
成分・カロリー・特徴・価格 |
飲みやすさ・健康効果 |
飲み方 |
牛乳 |
成分: 無脂乳固形分8.0%以上、乳脂肪分3.0%以上
カロリー: 約130~140kcal(200mlあたり)
特徴: 生乳をそのまま加熱殺菌したもので、自然な風味が楽しめます。 製造メーカーによっては牛乳容器に「成分無調整牛乳」と表示することがありますが、種類別名称が「牛乳」であれば牛乳です。
価格: 約200~250円(1リットルあたり)
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飲みやすさ: 濃厚でクルーミーな味わい。乳脂肪分が高いため、コクがあります。
健康効果: 良質なタンパク質やカルシウムが豊富で、骨や歯の健康をサポートします。また、ホエイプロテインが含まれており、筋肉の維持にも役立ちます。
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そのまま飲む: 濃厚でクルーミーな味わいを楽しめます。
ホットミルク: 温めてはちみつやシナモンを加えると、リラックス効果があります。

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成分調整牛乳 |
成分: 無脂乳固形分8.0%以上
カロリー: 約95~105kcal(200mlあたり)
特徴: 成分を調整することで、飲みやすさと栄養バランスを両立しています。
価格: 約180~230円(1リットルあたり)
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飲みやすさ: 乳脂肪分や水分が調整されているため、やや軽めの口当たり。
健康効果: 栄養バランスが良く、日常的な栄養補給に適しています。乳脂肪分が調整されているため、カロリーを気にする方にもおすすめです。
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カフェオレ: コーヒーと混ぜると、まろやかなカフェオレが楽しめます。
フルーツミルク: フルーツジュースと混ぜると、さっぱりとした飲み物になります。

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低脂肪牛乳 |
成分: 無脂乳固形分8.0%以上、乳脂肪分0.5%以上1.5%以下
カロリー: 約85~100kcal(200mlあたり)
特徴: カロリーが低めで、健康志向の方に人気です。
価格: 約150~200円(1リットルあたり)
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飲みやすさ: さっぱりとした味わいで、脂肪分が少ないため軽い飲み心地。
健康効果: カロリーが低めで、ダイエット中の方や脂肪摂取を控えたい方に適しています。カルシウムやタンパク質も含まれており、栄養補給に役立ちます。
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スムージー: 果物や野菜と一緒にミキサーにかけるとヘルシーなスムージーが作れます。
ラッシー: ヨーグルトと混ぜて、インド風の飲み物に。

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無脂肪牛乳 |
成分: 無脂乳固形分8.0%以上、乳脂肪分0.5%未満
カロリー: 約65~90kcal(200mlあたり)
特徴: カロリーが最も低く、ダイエット中の方に適しています。
価格: 約140~190円(1リットルあたり)
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飲みやすさ: 非常にさっぱりしており、脂肪分がほとんどないため軽い飲み心地。
健康効果: 最もカロリーが低く、ダイエット中の方や脂肪摂取を極力控えたい方に適しています。カルシウムやタンパク質も含まれており、栄養補給に役立ちます。
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プロテインシェイク: プロテインパウダーと混ぜて、運動後の栄養補給に最適です。
アイスコーヒー: コーヒーと氷を加えて、さっぱりとしたアイスコーヒーに。

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表から見えてきたこと
- ・ 特徴や飲み方は、それぞれの状況や体調を考慮して選ぶことで、納得のいく飲み方ができます。
- ・ 気になるのは、やはり価格がなぜ違うのか?調べてみると、納得できました。価格の高い・安いは、乳脂肪分の差であることが分かりました。
- ・ 生乳を殺菌しただけで何も手を加えていないのが「牛乳」となり「値段が高い牛乳」、生乳を殺菌して乳脂肪分を取り除いたのが「成分調整牛乳」となり「値段が安い牛乳」となります。
- ・ 「成分調整牛乳」の方が安いのは、取り除いた「乳脂肪分」に秘密があり、取り除いた乳脂肪分からバターや生クリームを製造し、販売することで利益を得られるため、「成分調整牛乳」は安く販売ができます。
牛乳はこうして作られる
牛乳は、牛から搾られた生乳を工場で加工して作られます。牛乳の製造工程は次の通りです。
- 受乳(じゅにゅう):酪農家で搾られた生乳をタンクローリー車で工場に運ぶ
- 清浄化:遠心分離装置や濾過機などで小さなゴミや異物を取り除く
- 均質化:生乳中の乳脂肪球を直径0.2~0.5μm以下の細かい粒子にする
- 殺菌:生乳に含まれる細菌をほぼ死滅させる
- 充填:殺菌処理された生乳を容器に充填する
- 検査:充填された牛乳の一部をサンプリングして検査する
牛乳の製造には、食品衛生法に基づく乳等命令(乳及び乳製品の成分規格等に関する命令)という法律が定められています。
特に重要管理点(CCP)の一つである殺菌において、日本では超高温瞬間殺菌(UHT)が主流で、市販されている牛乳の9割以上がこの方法で処理されています。UHT殺菌は120~130℃で2~3秒間加熱殺菌するもので、耐熱性胞子形成菌を死滅させることができます。牛乳は、輸送・保管・販売のすべてにおいて10℃以下の冷蔵流通が定められており、消費者の手に届くまで衛生的に管理され、新鮮さが保たれています。
当社では、各工程で使用される温度計、圧力計、流量計などの計測器のキャリブレーションおよびバリデーションをサポートしておりますが、それだけではなく、お客様ラボなどで活用いただける液中成分の解析測定機の商品も取り扱っています。今回は、牛乳などの液体中の成分を測定できる製品をご紹介いたします。
液中成分の解析測定機「Flow Cam」のご紹介
FlowCamシリーズは、フローイメージング技術を用いて、液体中の微小粒子の大きさや形状(40以上の特徴量を含む)を自動測定する、世界初の粒子解析装置です。
上水道、バイオ医薬品、化学品、石油・ガス、バイオ燃料、食品・飲料、水質研究など、数多くの分野アプリケーション事例があります。
これからもFlowCamシリーズはフローイメージング顕微鏡による粒子解析をリードし続けています。
FlowCam Nanoは油浸対物レンズを搭載し、サブミクロン粒子の撮影・画像解析を行うことができる世界初の粒子解析装置です。バイオ医薬品分野を中心に、上水道、化学品、石油・ガス、バイオ燃料、食品・飲料、水質研究など、数多くの分野での活用が期待されます。
- ・ 当社横河グループでは、牛乳など液中の微生物・微粒子解析がナノレベルで簡単に解析が出来る測定器があります。
- ・ フローイメージング顕微鏡FlowCam8000は、デジタル撮像、フローサイトメトリー、顕微鏡検査の利点を1台の装置にまとめたものです。
- ・ 毎分数万個の粒子をカウントして分析し、肉眼では観察できない粒子を、高画質で測定・解析することができます。2µm~1mmの粒子サイズに対応しています。
- ・ FlowCam Nanoは、300nmから2μmまでのサブミクロン粒子の画像撮影・計測をリアルタイムで行う次世代の画像解析装置です。
バイオ医薬品のQA/QC、バイオ医薬品の研究、製剤開発、ライフサイエンス研究、遺伝子治療における凝集体検出、バイオプロセスのモニタリング、素材の特性評価などに最適です。詳しくはこちらをご覧ください。