MENU
COLUMN
コラム
2025.03.06豆知識 / 教養
どれも同じに見えるお金の重さ、実際に測ってみました
明治時代から続く恒例行事
- 先日、造幣局で、貨幣(硬貨)が規定を満たす重さで製造されているかどうかを調べる「 製造貨幣大試験 」がありました。
- 明治時代から続いている恒例行事で、150回以上の歴史があるようです。

検査方法や精度は
- 貨幣(硬貨)の検査は、決められた枚数ごとに貨幣を天秤に載せ、重さを計測するという方法が取られています。
- 合格基準となる精度は、たとえば 500円貨幣 の場合は1000枚で13gとなっており、一枚当たり、0.013g以内の計算になります。
- 今回の試験では、すべて合格と判断されたようです。

試しに測ってみました
- 試しに500円貨幣を集めて測ってみました。
使用した電子天秤
- メーカー
- メトラー・トレド
- 型式
- XS205DUV
- 測定範囲
- ~200 g
- 精度(直線性)
- ±0.2 mg
測定結果
サンプル | 量目(グラム) |
---|---|
500円貨幣 A | 7.102 |
500円貨幣 B | 7.103 |
500円貨幣 C | 7.001 |
500円貨幣 D | 7.099 |
500円貨幣 E | 7.095 |
- 上記数値はあくまでサンプルであり、種類や測定環境などによってある程度の差は発生します。
500円貨幣の重さには、いくつかの種類があるようです
- あれっ? 測ってみると、1枚重さが違うものがありました。
- 使用しているからには削れて軽くなったり、付着物で重くなったりする可能性もあるので、そんなものかなぁと思いましたが、理由は違うようでした。
- 同じ「500円玉」であっても、現在製造されているものは7.1g、令和3年以前のものは7.0g、平成11年以前のものは7.2gなどとなっており様々事情により、製造基準が変わるようです。
- 改めて先ほど測った硬貨の製造年を確認したら、「なるほど」でした。

- 世界には、重さが1tにもなる100万豪ドル硬貨や、わずか0.063gの25サンチームと言ったものもあるようです。
- 1tの100万豪ドル硬貨・・・・どんな方がどうやって使うんでしょうね。

お役立ち情報に関する各ページ