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2025.07.03計測器

光沢度計:ピカピカの度合いを数値化する測定器

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測光

ピカピカ、ツヤツヤは自己満足でしかない?

🔹何もすることがない休日。私は、部屋の掃除や洗車、あまり磨くことのない自転車のチェーンまで色々なものを隅々までピカピカに磨きあげることで自己満足感を得て過ごしています。

ピカピカの蛇口
ツヤツヤな車
ギラギラのチェーン

🔹しかし、ピカピカになったものを見て自分では満足できたとしても、光の当たり具合や角度、見る人の感覚などによって評価は変わるため、客観的にどれくらいピカピカになっているかの判断は困難です。

🔹そこで今回は、モノのピカピカの度合いを数値化して客観的に評価する測定器、「光沢度計」を紹介します。

光沢度計の原理は?

🔹ある物体の表面に光を当てた時、どれだけ反射したかを数値で表したものを「光沢度」といいます。
例えば、表面がツルツルの場合は光を当てると同じ角度で反射する光が多くなりくっきりとした像が映るため光沢度は高く、一方表面がザラザラの場合は当てた光が拡散してしまい薄くぼんやりとした像が映るため光沢度が低いということになります。

太陽の反射の図(高光沢面)
太陽の反射の図(低光沢面)

🔹光沢度計はこの原理が利用され、屈折率1.567のガラスを表面において、光源の入射角と反射率から求めた数値を基準とし、相対的に光沢度を表します。 例えば入射角20°で反射率0.0491のとき光沢度100%、入射角60°で反射率0.1001の時光沢度100%という基準になります。

🔹使用用途は、自動車のコーティングの効果確認、ビル掃除での床面の光沢確認、洗浄機や洗剤の性能確認、プラスチック製品の外観検査など様々です。

🔹校正には入射角20°又は60°で値付けされた光沢標準板を使用して指示校正をします。

当社では光沢度計の校正が可能です

🔹光沢度計の校正は当社では年間約130台の実績があり、多様な業種のお客様からご依頼を頂いています。


🔹検出部の形状によっては対応できない光沢度計も一部ありますが、メーカや型式などから校正可否を判断致しますので、まずはコチラからお問い合わせください。

 
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