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2011.12.08

校正のトピックスNo.125
【アナログノギス:斜め方向から見るとどのくらい誤差になるの?】

NKS流「ためしてガッテン!」

アナログノギスを斜め方向から見るとどのくらいの誤差になるの?

    • 以前のメルマガでは、ノギスのジョウをあてる位置による測定誤差についてお伝えしましたが、今回はアナログノギスの視差についてお伝えします。
    • 新人研修などでアナログノギスの目盛の読み方を習う際には、副尺と本尺の目盛がぴったり合っている所を目盛りの正面で読む様に教わります。

  • しかし、実際の現場では、製品や測定環境により正面から見て測れないケースもあると思います。
  • メーカの技術資料には、斜め方向から見ると誤差になると記載がありましたが、実際にどのくらいの誤差になるのか気になり、実験しました。

実験してみました。

    • 【使用した標準器】アナログノギス N15 0~150mm 最小目盛:0.05mm  精度:±0.05mm ミツトヨ製
    • アナログノギスを目盛りに対して正面(垂直方向)から見た場合と、体1つ横に移動して斜め方向から見た場合の目盛を測定しました。

実験結果から

  • 目盛に対して正面から見た場合、20.50mmに対して、斜め方向から見た場合は、20.45mmとなり、ちょうど1目盛分(0.05mm)の差がありました。

斜めから読む時は一手間かける事がポイントです。

    • 今回の実験で、体1つ移動して測定しただけなのに、誤差が意外と大きいことに驚きました。
    • 実際の現場でどうしても斜め方向で読まなければいけない場合、ジョウで当てた後に止めネジで固定してから、ノギスを目の正面まで移動して目盛りを読むことをお奨めします。
    • また、取扱いの注意点として、ノギスはとがっている部分が多く、洋服などを引っかけて落下させてしまわない様に、作業台の手前ではなく奥の方に置くこともお奨めします。

  • 今回この事を社内で話し合った際に、どの角度までだったら目盛が読め、その角度によってどのくらいの誤差があるのかについても話題になりましたので、調べてみたいと考えています。

関連情報をご紹介します。

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