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2011.12.15

校正のトピックスNo.126
【健康管理温湿度計:冬場の職場でインフルエンザを予防する工夫】

NKS流「校正への工夫」

季節性インフルエンザ 感染防止目安温湿度計をご存知ですか?

    • 以前、夏場の現場作業で熱中症を予防する工夫(暑熱環境計)を紹介しました。
    • 今回は、冬場に健康管理を行う測定器として「季節性インフルエンザ 感染防止目安温湿度計」という温湿度計を見つけたので取り上げてみることにしました。
    • 一般的な温湿度計は、温度と湿度が別々に表示されていますが、この温湿度計は、温度と湿度の指示がクロスするようになっており、一目でウイルス感染のリスクがわかるようになっています。


    • また、一般的な温湿度計の湿度は相対湿度で表示されていますが、この温湿度計は絶対湿度から感染防止の目安が色分けされています。(天気予報など日常耳にする湿度は相対湿度のことをいいます。)


  • そこで、当社も事務所に置いてみようと考えたのですが、ふと数千円とリーズナブルに市販されている温湿度計が、実際にどのくらいの精度か気になり実験してみました。

実験してみました。

  • 当社の恒温恒湿槽を使用して、温度と湿度の精度を実験してみました。
  • 【被試験器】季節性インフルエンザ感染防止目安温湿度計
    型式:TM-2584、EMPEX製
    温度範囲:0~35℃、最小目盛:1℃
    湿度範囲:20~75%RH、最小目盛:5%RH
    精度:±1℃/±3%RH(35~75%RH)
    【使用した標準器】温湿度変換器+温度センサー
    型式:HN-GR3F1N+R906-3 チノー製
    温度:0~85℃/湿度:20~90%RH
    温度精度:±0.3~0.4℃、湿度精度:±2%RH
    【使用した設備】恒温恒湿槽
    型式:EC-25HHP、日立アプライアンス製

湿度は精度一杯でしたがしっかり精度を満たしていました。

    • 温度の誤差は、±0.1℃で非常に高精度でしたが、湿度は誤差+1%~+3%RHと精度ギリギリという結果でした。
    • 結果から、市販の安い計器でもそこそこの精度を満たしていることが分かりました。

インフルエンザの感染防止に各職場に設置することにしました。

  • 今回の実験結果から、インフルエンザの感染予防対策として、職場で使えそうだと思い全ての事業所に設置することにしました。
  • これから一段と、気温も下がり乾燥し易い季節になります。
  • インフルエンザ感染の予防には、室内の加湿、外から帰った際のうがい・手洗いなどに加え、この様な温湿度計の活用も冬場の健康管理に役に立つかもしれません。

関連情報をご紹介します。

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