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2012.11.29

校正のトピックスNo.172
【お客様の使用状況にあわせた校正方法を提案します】

NKS流「校正への工夫」

-70℃の要望を超えたら、また次の要望が待っていました。

  • 前回のメルマガでは、マイナス温度(-100℃まで)のトレーサビリティが確立された温度計を標準器として、お客様の現場で-70℃までの冷媒を作り出し、温度計の校正を行う方法をお伝えしました。
  • しかし、世の中には、更に低温の-80℃付近で運転する超低温フリーザーや超低温槽などがあり、校正のご相談を頂くことがあります。
  • これらの機器については、校正の条件として、「保管物の解凍を防ぐために長時間機器を止めることが出来ない」と言ったご要望も含めて検討することが必要になります。
  • 前回ご紹介した校正方法は、機器から温度計を取り外して冷媒に漬けて行う方法のために、校正中は機器の運転ができない事で、保管物の解凍リスクが出る可能性があります。
  • 今回は、当社がこれらの要望にお応えするために行っている校正内容をご紹介します。

普通に思いつく方法だと言われそうですが・・・

    • その校正方法はこちらになります。
  • 簡単に言えば、お客様の使用している機器に、当社の標準器を入れて、そのまま運転させて温度を作り出す方法です。
  • お客様からの校正のご要望は、センサを外さずに-80℃の温度を作り出すことが条件です。
  • 一方当社としては、正しい校正結果を得るために
  •  「どの位置にセットしたら良いか」
  •  「どのタイミングで指示を読んだらよいか」
  •  「どのような安全対策が必要か」
  •   ・・・などのノウハウをお客様にご提案しています。
  • この校正方法は、普通に思いつく方法だと言われそうですが、実は、お客様の要望と当社の要望をきちんと反映させた合理的な校正内容になっています。

新しいチャンスが広がりました

  • お客様の機器をお借りする事によって、マイナス温度(-100℃まで)のトレーサビリティを提供することができるようになりました。
  • そして、この要望に対応できた思わぬ効果として
  •  「クリーンルームにあるので外で校正して欲しくない」
  •  「機器に温度計が付いているけど校正できますか?」
  •  「実際の庫内温度を知りたい」
  •   ・・・と言った要望にも応えられる切っ掛けに成りそうです。
  • お客様の要望や使用環境に応じて、お客様にあった校正方法を提案し、対応させて頂きますので、ご要望が有りましたら、是非お気軽にお声をかけて下さい。

関連情報をご紹介します。

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