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2011.09.01

校正のトピックスNo.111
【照度計:位置合わせを簡単で正確に行う工夫】

NKS流「校正への工夫」

光源と受光部の位置合わせに苦労していました。

    • 当社では照度計の校正として、同じ光源でお客様と当社標準器の照度計を交互にセッティングして比較校正を行っています。
    • 照度は、光源と受光部までの高さや光源の面積の大小によって測定値に影響がでてしまいます。

  • よって、校正時には光源からの高さや据付位置を同じ条件にする事が非常に重要になります。
  • 今までは位置合わせをするのに、複数の治具を準備し、組み合わせて手作業で微妙な調整を行っており、非常に手間が掛かっていました。
  • また、このセッティングを正確に行うには、人の技術に頼らざるを得ませんでした。
  • 当社では、そんな問題を解決する為に、誰でも簡単にセッティング出来る位置合わせ用のオリジナル治具を製作しました。

光源と受光部の位置合わせ用のオリジナル治具とは?

    • 照度計校正時にセッティングの手間を減らし、確実に正確な校正を実現するための測定スタンドです。

    • 測定スタンドの特徴とは?

      1)測定台には十字が切ってあり、受光部を正確な位置に置く事が出来、入れ替えを行った際の位置ズレが防げます。

      2)透明プレートには、各メーカー照度計の受光面サイズの同心円が書かれており、光源の面積合わせが容易に出来ます。

      3)ラボジャッキのダイヤルにより測定する照度計の厚みに合わせて高さ調整が正確に出来ます。

確実で正確な校正を提供したい想いからこの測定スタンドを製作しました。

    • この測定タンドのおかげで、セッティングに掛かる手間が大幅に少なくなり、誰でも確実に位置合わせが出来る事で、より正確な校正が実現出来ました。
    • 現在当社では、今回導入しましたオリジナルの測定スタンドと、以前メルマガでご紹介しました簡易暗室とを組み合わせて照度計校正を行っています。

  • ちなみに、今回の測定スタンドは1台約10万円ほどかかりました。
  • 校正の環境作りにはコストも掛かりますが、工夫を重ねることで、確実で正確な校正を提供したい想いで当社は取り組んでいます。

関連情報をご紹介します。

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